YURI隊員復帰記念!
ガラッパ珍道中

2007年09月02日

member:NEO隊長、YURI隊員、LEON隊員



長い間音信不通だったYURI隊員(元FOX隊員)がこの夏に帰ってきた!
ということで俺とLEON隊員はYURI隊員の復帰を祝い、早速彼を連れ調査へと向かった!

内容はと言うと、ズバリ『薩摩川内川でのガラッパ(河童)巡り』である。
最初は調査のつもりだったが“巡り”になってしまったなんて誰にも言えない。

ちょうどお昼時、我々は出発した。
本来ならば朝の9時(仮面ライダー電王が終わってから)に出発する予定だったがYURI隊員が急用のため昼に変更され、プリキュア5まで見る羽目になった。
キュアルージュが可愛かった。

川内川に降り立つ前に我々は戸田観音で成功祈願をしていくことにした。




到着。俺は約9ヶ月ぶり、LEON隊員とYURI隊員は初めての訪問である。
ちなみにパーマ隊員と訪れた時は徒歩だったので片道2時間強も掛かった。
しかし今回は車だったので20分程で到着。アホみたいである。

戸田観音は相変わらず神秘的な雰囲気で、前回物陰に隠れていたガラッパの像は見えやすいところに移動していた。
さて、成功祈願といっても一方的にお願いするのは失礼である。
普通ならばお賽銭を入れるところなのだろうがガラッパがそんなものを望んでいるとは思えない。
ならばガラッパが望む物とはなんだろうか?
そんなもの決まっている。






じゃーん!!そう、河童の大好物「きゅうり」である!(どっかで聞いた台詞!)

またしてもAコープで3本セットを買ってきたのだ。(もちろん割り勘だ)
今回はせっかくYURI隊員がいるので彼にお供えの役を担ってもらうことにした。




きゅうりを差し出すYURI隊員。下にある2体のガラッパ像が両手を広げて喜んでいる。かのようだ。

こうして我々は戸田観音を後にし、川内川の支流を遡っていくことにした。

ところが行けども行けどもなかなかいい場所に出会えない。
そう、これが“巡り”になってしまった最大の理由である。
「この場所で河童を目撃した!」というような場所があればいいのだが、調べてもわからずじまいであった。
それっぽいところで調査しようよという我々の甘い考えが悪かったのだ。悔しくて涙が出ちゃう。

しかし降りてみないことには始まらないので、我々とあるポイントで車を停め降りてみることにした。




川へと続く道。雰囲気だけはいっちょまえである。

いざ川へ向かおうとした時、LEON隊員が「きゅうりは?」と俺を止めた。
しまった。肝心のきゅうりがないと意味がないではないか(ガラッパを誘き寄せられない)。
大切なことを忘れるなんてハハハまいったぜと思いながら俺は車の方へ振り返った。

そこで俺はとんでもないものを見てしまった。





LEON隊員がきゅうりをかじってるではないか!!!





俺「何をしとるんだあんたはっ!」


LEON隊員「だってお腹空いたんだもん」


さっきおにぎり3個ぐらい食ってたじゃねえか!
調理担当のくせに生で食いやがって!

犯行現場の写真をしっかりと収めたので見てもらいたい。




右手にしっかりときゅうりを握る(赤丸の中)LEON容疑者。先端がかじられている。
彼の顔から反省の色は見受けられない。


“おいしいとこ”を持っていきゃあがって・・・


悔しかったので俺もかじってやりました。

ガラッパの気持ちになってみようと思ったのです。

YURI隊員も負けじとかじりました。
「うっわ、まずっ!」と即吐き出しました。


空は青一面。爛々と燃える太陽。命燃え尽きるまでと言わんばかりに鳴くセミ達。川のせせらぎ・・・


きゅうりをかじる我々。


きっと美しい画であったに違いない。不覚にもロマンを感じてしまった。

そんなこんなでやっとこさ川に向かった。
しかしとてもじゃなくガラッパがいる雰囲気ではなかった。
それどころか足場が悪く、俺の苦手な蛙が襲い掛かってくる。
我々はやむをえず退却することにした。

それからというもの、“それっぽい”場所は見つからず、結局ドライブで終わってしまった。
しかし今回はあくまでもYURI隊員の復帰祝い。YURI隊員が楽しんでくれればそれでいいのだ。
楽しんでくれたかどうかは知らないのだ。

その後我々は俺の家に集まり色んなことを話し合い盛り上がった。調査より盛り上がった。

こうしてYURI隊員のWSR復帰記念調査は無事終了した。
彼は都合上これからも調査にはなかなか参加できないであろうが、WSRの一員であることには変わりはない。
我々は1本のきゅうりを皆でかじり合った仲間なのである。




−END−









ちなみに残ったきゅうりはLEON隊員が実家の冷蔵庫にコソッと入れておいたらしい。親孝行である。

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