調査記録8
奥多摩湖ロープウェイ

2008年11月29日

member:NEO隊長、S・H氏(案内人)



奥多摩探索ツアーを終え、やっとの思いで目的地に着いた我々。とっくに日は落ちていた。
ロープウェイ駅への入り口となる階段が我々を闇の中へ誘うかのようだ。S・H氏が先陣を切って突入した。
階段を登りきるとそこから先は道と呼べるものがなく、急な斜面になっておりそこを駆け上がる必要があった。
足を滑らせつつ途中木の枝などに掴まりながら進みきる。そしてそれは我々の前に姿を現した。




1962年に開業し4年後の1966年に運休したロープウェイ。その駅は朽ち果てた廃墟と化していた。




中に潜入。ガランとしている。




中央に置かれたストーブ。かなり古い物だが当時の物だろうか?それとも訪問者が使っていた物だろうか。




ふむふむ、なるほど。うーむ。




とりあえず記念写真をパシャり。観光地より廃墟での記念写真のほうが多い。




改札のようなもの。この向こうにゴンドラが待っている。




階段を降りると左手にゴンドラがぶらさがっていた。
錆や蔓草に蝕まれ空虚な雰囲気を醸し出している。二度とそれが動くことはない。




ゴンドラの内部は中央にポールがあるだけのシンプルなものだった。落ちるんじゃないかと若干足がすくんだ。







ここは「みとうさんぐち駅」。湖を挟んだ向こうには「かわの駅」がある。今回時間の都合上かわの駅へ行くことはできなかった。




さらに建物の内部へと入る階段を発見。鼻息を荒くしながら突入する我々。

と、その前に幽霊探知機ばけたん2を試すことに。




写真ではわからないが結果は青緑。霊の気配無し。
個人的にはいてほしいので「こいつ電池切れが近くなったからいい加減なんだな・・・」と自分に言い聞かせる隊長。アホである。




内部に入るとそこはゴンドラを動かしている機械室だった。




これがゴンドラを動かしていた。こちらも錆に侵食されている。




さらに奥へ。S・H氏、「こういうのは苦手」と言っておきながらガンガン進む。隊長間違いなく恐る恐る進む。




事務所のような部屋。扉も何もかも滅茶苦茶である。




トイレもこの荒れよう。便器まで割れている。




かくして我々は探索を終えた。気付くとすっかり夜も更けていた。
かなりハードな1日だったが充分な収穫を得ることができた。無論、思い出のことである。

帰りはバスにしたことは言うまでもない。

今回同行して奥多摩を案内してくれたS・H氏には感謝します。


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